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沼津国際カントリークラブ:富士・箱根コース

1975年。終戦、高度経済成長と激動の時代を突き進んできた日本。ほどなくして平静を取り戻した我が国に空前のゴルフブームが巻き起こり、”紳士のスポーツ”としての確固たる地位を確立。ブームの最中、沼津国際カントリークラブは開業。敷地面積約36.3万坪の土地に、富士・箱根・天城の3つの丘陵コースから編成されているのが特徴的。

ラウンド開始前までの曇天が嘘のように雲海の隙間から光が差し込み、「天使のはしご」が神々しく現われる。高台から見る駿河湾の景色は非日常と言え、まさにリゾートそのもの。神様もこの日ばかりは味方をしてくれているようで、ラウンドの出だしも好調。この日のために前日一夜漬けで練習に徹したドライバーもジャストミート。アイアンもまずまずといったところ。しかし幸運は長くは続かないもの。

天候は曇りから雪へと変わり、ラウンドも一気に劣勢へ。加えてグリーンの起伏の激しさ、バンカーの脱出難に苛まれ、続々とボールを叩いてしまう。自身のプレーを振り返り、不甲斐なさに憤りを覚えつつ、気持ちを切り替えるべくお待ちかねのランチへ。

大好物・オムライスにハッシュドビーフがけ。ふわとろ玉子とチキンライスがベストマッチな一品。コンソメスープも良いアクセントとなり、優雅なランチタイムでつかの間の休息。近日中にGOURMET LISTへ追加予定。そして午後のラウンド…。再び顔をのぞかせた青空にパワーをもらい、コースを攻める。

ゴルフは想像以上に興味深く、奥が深い。ただ球を打って飛ばすだけの単調なスポーツではない。打つ姿勢、心がけ、規律、ゲームの組立、仲間への称賛。すべてが揃って初めてゲームとしてのゴルフが成立する。こういった面でビジネスと非常に親和性が深い。ビジネスツールの一つとして親しまれている理由が漸くわかった気がする。というのも実はこの日が筆者のデビュー戦。ゴルフそのものを理解するのに最適な場所がここにはある。

沼津国際カントリークラブ
住所:静岡県沼津市足高 尾ノ上441-334
アクセス:公式HPへ
地面積:約120万㎡(36.3万坪/コース面積)
コース:富士コース・箱根コース・天城コース(全27H・2グリーン制)
レストラン:銀座ライオン

沼津国際カントリークラブ

by mori

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