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Aegean Sea Cruse

エーゲ海。地中海の一部を構成しており、大小合わせておよそ 2,500 もの島々が浮かぶ。

アテネまでは、羽田、成田、関西空港などから経由便が運航されており、トランジットを除き約14時間。様々な国および都市経由でのルートがあるため、お気に入りのルートでの旅が楽しめる。オススメは、トルコ航空でイスタンブール経由、エミレーツ航空でドバイ経由。いずれのルートでも現地までの搭乗時間が比較的長い。また、トランジットの時間も長いことが多いため、経由地でも観光を楽しめるのがポイント。

気候は地中海性気候に属し、全体的に温和で過ごしやすい。平均気温も東京と同様であるが、湿度は低いので、日本のような蒸し暑さはく、非常に過ごしやすい。

ギリシャ本土、クレタ島およびトルコに囲まれた、東・西洋の文化交易点であり、紀元前より現在に至るまでの文明の栄枯盛衰、時代の変遷を見守ってきた、歴史的にも貴重な地。

エーゲ海の出港地点はアテネ。神秘的の一言では表現しきれないほど洗練され、街そのものが尊いとさえ感じる。シンタグマ広場、アテナイのアクロポリス、パルテノン神殿。街全体を通して時代の変遷をダイレクトに感じ、古の人々の努力の結晶、文明の発達を間近で体感できる。

どの島からも見渡す限り大海原が広がり、さながら地球の果ての地。ディープブルーの海は、ミステリアスな印象を受ける。人間は美しさとミステリアスな面を持ち合わせたものに惹かれるが、まさにエーゲ海の情景はそれである。そして、白く化粧を施した壁で造られた家、大きめの石が敷き詰められた石畳の情景こそエーゲ海特有の情景で、唯一無二。一生に一度はお目にかかりたい情景の一つ。

クルーズ船巡行途中で、トルコのリゾートクシャダス、世界遺産の地・セルチュクへと寄港する。クシャダスはトルコ屈指のリゾート。名産のターコイズの如く碧く輝く。小高い丘に作られた町の景観と海のコラボレーションが望めるのはヨーロッパリゾートならでは。リゾートで非日常を味わった後は、エフェソスの古代都市を訪れ、歴史的背景が色濃く残る観光スポットを訪れ、教養を深める時間に充てる。エフェソスは世界遺産として登録され、この現世においても遺跡として大切に遺されてきた神聖な地。遺跡内には、アルテミス神殿、大・小劇場、ケルスス図書館など紀元前6千年前の新石器時代当時の民の生活水準が随所に残されている。なにより、日本の縄文時代と同時期にこれほどまでに高度な文明が栄えていた事実に驚かさせる。

エーゲ海の透き通った海を見ながらエーゲ海のグルメを堪能。地元のレストランでは、サラダをはじめ、エーゲ海の海の幸をふんだんに使用した、ピザやパスタを提供してくれる。当然すべてオリーブオイルで仕上げられているためヘルシー。

エーゲ海クルーズもいよいよ終盤。クライマックスはサントリーニ島のイアの情景。その情景は訪れる者全てをミステリアスな世界へと誘い、誰もがその美しさに息を吞み、酔いしれる。果てしなく碧く広がる海の景色も素晴らしいが、イアの景色も間違いなくトップレベルに美しい。旅のクライマックスにふさわしい演出を施してくれる。

ヨーロッパ諸国に属しながら、アジアのエッセンスも程よく取り入れられたトルコ。古くから質の高い文化を創出し、その栄華を発展させ続けてきたギリシャ。二つの偉大な国と歴史的背景、リゾート地を体感できるエーゲ海クルーズ。是非一度訪れていただきたい。

エーゲ海(2017年時点)
巡航範囲:バルカン半島(ギリシャ共和国)/アナトリア半島(トルコ共和国)
巡航地:【ギリシャ】アテネ、ミコノス島、パトモス島、ロードス島、クレタ島、サントリーニ島/【トルコ】クシャダス、セルチュク(筆者就航ルートはコチラ
通貨:ユーロ/トルコリラ
時差:日本より-6時間
国際空港:エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港(アテネ国際空港)/イスタンブール・アタテュルク空港
代表的な名所:アテネ市内(パルテノン神殿、アクロポリス、美術館)、サントリーニ島(イアの風景)、クシャダス(エフェソス遺跡)セルチュク(聖母マリアの生家、アルテミス神殿、ケルスス図書館)

h.mori

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