「大寒」。その名の通り一年で最も寒い時期。例年この時期になると雪が降ることもしばしばで、寒さに慣れていない我々にとっては最大のピンチが襲ってくる時期でもあります。寒い季節に食べる飯と言えば、鍋、すき焼き、しゃぶしゃぶ・・・。数えきれないほど旨い飯を思い浮かべ思わずニヤけてしまいますが、一番はやっぱりラーメン。前置きが長くなりましたが、本年一発目「今月の国味」をご紹介させていただきます。
入店するや迷わず注文。貴重な本年一杯目は「とりらーめん ～爽やかな彩りを添えて～」。湯河原のソウルフードであり、心の拠り所である同店のらーめんにこだわりのとりチャーシューをトッピング。さらに、三つ葉で爽やかさをプラスするあたりが通である証。
まだ同店のラーメンをご存じない方に説明させていただきますと、数あるラーメンの系統の中でも「小田原系」に属し、豚骨醬油ベースのスープとちぢれ麺が織りなす湯河原町発祥の系統。湯河原をはじめ神奈川県西に広がる小田原系ラーメンの味は店舗ごとに異なる特色を持ち、二郎系、横浜家系とは似て非なる刺客と言えます。ラーメン通であればフルコンプ必至！
そしてまずはスープを一口、クーーーッ。これこれ！と心の中で大喜びしながら、黙々と食べ進めます。トロトロの「とりチャー」、旨味たっぷりのスープをこれでもかと吸収した麺。完全に彩り要員と化していた三つ葉も思い出したかのようにこっそりパクリ。いつ食べても飽きの来ない一杯にお手上げです。国味のらーめんを食べることで一年の始まりを感じることができるほど、我々のライフスタイルに定着している一杯。本年もより良い年になる予感がしました。引き続き寒い日が続きますが、皆さまくれぐれもご自愛ください。
「国味」：神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2丁目12-28
by 国味のブログ担当：森
